Biggest WORK PLACE -TIME WASTERS-というインフォグラフィック(データや情報をわかりやすく視覚化したもの)では、職場における時間の浪費の種類とその割合を紹介しています(参考https://www.entrepreneur.com/article/243509)。
この記事ではグラフィックに挙げられたデータをもとに職場における妨害や時間の浪費について紹介します。
仕事における時間の浪費 10個の類型
Yast社のインフォグラフィックでは10個の仕事の阻害要因が挙げられています。
英語ですが、全体が見たい方は以下のリンクをご覧ください。
Biggest WORK PLACE -TIME WASTERS-
①Socializing(同僚との社交・会話)
まず、仕事中の雑談などがあります。
23.4%の人が同僚と社交することが一番の仕事の妨げになっていると回答しました。
14%の人はそのうち特に同僚との会話を仕事の妨げの原因に挙げています。
②Social Networking(SNSの使用)
次にSNSの使用です。
Facebookアカウントを持っている77%の人が仕事中にアカウントを使っており、1日に2時間をサイトで費やす人もいました。
③Surfing The Net(ネットサーフィン)
SNSの使用と近いですが、ネットサーフィンも大きな妨害要因です。
64%の人が仕事に関係がないウェブサイトを仕事中に閲覧しています。
そして45%の人が個人的な用途でのネットサーフィンが最も仕事の妨げになっていると回答しています。
④job Hunting(求職)
意外ですが、次の仕事探しも挙げられています。
69%の人が新しい仕事、求人情報を探していると回答しています。
そして46%の人がそれを仕事中に会社のパソコンで行っています。
⑤Meeting(ミーティング)
ミーティングもオフィスで時間を使う用事の一つです。
ミーティングで1日に33分の時間が費やされています。
ミーティングが多すぎると回答した人は47%、一番の妨げになっていると答えた人は11%に及んでいます。
⑥Personal Needs(私用)
仕事とは関係のないプライベートなことに時間を使ってしまうこともあります。
6.8%の人が自分の仕事、3.1%の人が外回り、2.3%が私用の電話、1%が自分のスケジューリングが最も仕事の妨げになっていると回答しています。
⑦Unforeseen Problems(予期せぬ問題)
予期せぬミスも仕事をストップさせる原因の一つです。
37%の人が他人のミスへの対応、11%の人がコンピュータの故障や不具合を最も時間を浪費する原因として挙げています。
⑧Communication(コミュニケーション)
これはビジネスにおいて必要となる会話を指します。
1日に74分の時間が顧客や同僚と接触を図ることに費やされます。
また、個人の時間の36%が顧客に連絡を取り、重要な情報を得ることに費やされているとされています。
⑨Distraction(妨害)
日常的にネックになる阻害要因が存在することもあるでしょう。
36%の人が問題のある同僚への対応、22%の人が生産的でない仕事をしないといけないことを最大の阻害要因として挙げています。
また、コンピュータの仕事による妨害によって、それまで取り組んでいたメインの仕事に戻るまでに2時間を費やしてしまうとの回答も得られました。
⑩Daydreaming(白昼夢)
空想などで仕事中にぼーっとしてしまうことが支障をきたすこともあります。
4%の人がぼーっとすることが1番の仕事の妨げになっている、23%の人が退屈で仕事中に時間を浪費していると回答しています。
まとめ
この記事ではインフォグラフィックのデータをもとに職場における時間の浪費について紹介しました。
データについては一概にこれが真実を表しているというわけではありません。
日本では事情が異なる部分もあるでしょう。実際、母集団やサンプル数などは明かされておらず、二次的なデータにより作られたもののようです。
提供元の時間追跡ツールメーカーであるYastはサービスを停止しており真偽は確かめられない部分もあります。
一方で、英国の約2000人を対象とした調査では8時間の労働時間のうち生産的に仕事ができているのは「2時間53分」との報告もなされています。
またこの調査でも同様に他の時間の使い方としてSNSのチェックや、webサイトの閲覧などが上位の項目として挙げられています。あながち大げさなデータとは言えないかもしれません1)https://www.vouchercloud.com/resources/office-worker-productivity “How Many Productive Hours in a Work Day? Just 2 Hours, 23 Minutes…”。
仕事において「自分の時間を奪っているもの」に自覚的になることで、より生産的な時間を確保することに意識的になることができます。
自身の仕事で何がどのくらい自分の時間を奪っているのかを意識して今後の仕事を有意義にしていきたいですね。
References
↲1 | https://www.vouchercloud.com/resources/office-worker-productivity “How Many Productive Hours in a Work Day? Just 2 Hours, 23 Minutes…” |
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