以前の記事で、集中力に効果のある飲み物として甘酒を紹介しました。
他にも集中を促す飲み物としてお茶がおすすめです。
ダイエットに効果のあるカテキンが含まれていることなどでもお茶は注目されていますが、お茶には、集中力に効果のある成分が多く含まれています。
この記事ではお茶のもたらす集中効果について紹介します。
お茶に含まれるカフェインとテアニン
お茶に含まれる成分のうち集中に効果のあるのは主にカフェインとテアニンの二つです。
覚醒効果のあるカフェイン
カフェインについては言うまでもないでしょう。
カフェインと言えばコーヒーが有名ですが、緑茶には同量のコーヒーの約1/3程度(1杯あたり20mg)のカフェインが含まれています1)食品安全委員会 「食品中のカフェイン」”https://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf”。
食品安全委員会 「食品中のカフェイン」”https://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf”をもとに筆者作成
飲み物ごとのカフェイン含有量(100mlあたり)(A:コーヒー, B:インスタントコーヒー, C:玉露, D:紅茶, E:煎茶, F:ウーロン茶, G: エナジードリンク(軽), H:エナジードリンク(重))
カフェインは摂りすぎても害があることが知られています。
一日にコーヒーは2, 3倍が目安(1日あたり200mg以内)なので、コーヒーを飲みすぎないように、お茶でカフェインを調整するのも効果的です。
ちなみにお茶の中でも高級な玉露にはカフェインが160mg/100mlと、煎茶の8倍程度も含まれているようなので摂取には注意が必要です。
カフェインの摂取については以下の記事もご覧ください。
リラックス効果のあるテアニン
お茶に含まれるアミノ酸の大部分を占めているのがテアニンです。2)伊藤園 お茶百科 「お茶の成分と健康性アミノ酸(テアニン)」”http://www.ocha.tv/components_and_health/benefits_greentea/theanine/”
カフェインには覚醒作用がある一方で、テアニンにはリラックス効果があり、お茶を飲むとどちらの効果もバランスよく得られます。
集中力は、覚醒とリラックスのバランスがいい時に発揮されることが知られているので、お茶は集中に適した飲み物と言えます。
ちなみに玉露はカフェイン含有量も多い分、テアニンも豊富に含まれています。
香りのもたらす集中効果
ここまでは成分について述べてきましたが、特に紅茶などではハーブティーなどの飲み方もおすすめです。
ペパーミントやレモンなどの香りは集中を高める覚醒作用があり、カモミールなどはリラックス効果があります。
香りについては以下の記事も参考にしてください。
まとめ
この記事ではお茶の成分や香りと集中の関係について紹介しました。
カフェインの撮りすぎや就寝前の摂取には注意が必要ですが、適度に摂取することで集中が助けられます。
特にちょっとした仮眠前に飲むとスッキリと起きられます。
ぜひ活用してみてください。